引越しというと、家具や家電それに生活用品や衣服などが入ったダンボール箱をトラックで運ぶというイメージがありますが、単身での引越しの場合には少し事情が違う事もあります。
例えば、それまで実家暮らしだった人が初めて一人暮らしをするようなケースでは、家具や家電は引越し先で新たに調達するため、運ぶのはダンボール箱のみという事も多いようです。
こちらでは、家具や家電なしでダンボール箱のみの単身引越しの方法についてお伝えいたします。
家具家電なしの引越しの方法
家具や家電なしで単身引越しをするのには、次のような方法が考えられます。
- 引越し業者の単身パックを利用する。
- 宅急便を利用する。
- 赤帽等、軽貨物運送業者を利用する。
- 自分で運ぶ。
それぞれについて詳しく説明します。
引越し業者の単身パックを利用する
単身パックで運べるダンボール箱の数はだいたい10個から15個程度です。
その他に小さな家電等もある場合には、引越し業者の単身パックの利用をお勧めします。
引越し業者の専門のスタッフが荷物を運んでくれるので安心感もあります。
単身パックは、容量が1.8㎥程の専用コンテナで荷物を輸送します。
各引越し業者の単身パックは次のような料金となっています。
引越し単身パック(大)
- 日本通運 … BOXサイズ1.88㎥:16,000円
- ヤマトホームコンビニエンス … BOXサイズ1.83㎥:17,000円
- アリさんマークの引越社 … BOXサイズ1.87㎥:17,900円
- ハトのマークの引越センター … BOXサイズ1.85㎥:15,800円
引越し単身パック(小)
- 日本通運 … BOXサイズ1.23㎥:15,000円
- ヤマトホームコンビニエンス … BOXサイズ1.40㎥:16,000円
- アリさんマークの引越社 … BOXサイズ1.38㎥:14,800円
- ハトのマークの引越センター … BOXサイズ1.28㎥:13,800円
これにWEB割引や早期割引などが適用されると、だいたい12,000円から15,000円程度になるようです。
荷物の量の目安としては、ヤマトホームコンビニエンスで次のように示されています。
引越し単身パック(大)1.83㎥
- 冷蔵庫2ドア
- 全自動洗濯機4kg
- 20インチ薄型テレビ
- 電子レンジ
- 衣装ケース3個
- 布団袋1袋
- スーツケース
- ダンボール箱10個程度
引越し単身パック(小)1.23㎥
- 衣装ケース3個
- 布団袋1袋
- ダンボール箱15個程度
宅急便を利用する
荷物がダンボール箱のみの場合には、宅急便を使うという選択肢もあります。
宅配便ではダンボール箱しか配送出来ませんが、単身パックと比べると少ない費用で引越しする事が出来ます。
運ぶものがダンボール箱だけで、家具や家電が全くないという引越しでお勧め出来る方法です。
ただし、ダンボール箱の数が20個以上になると、単身パックの方が料金は安くなります。
赤帽等、軽貨物運送業者を利用する
街中で赤帽の軽トラックを見かけた事がある方も多いと思いますが、こちらも単身引越しに利用出来る方法です。
一般的な赤帽の軽トラックに積める荷物は、最大で350kgです。ダンボール箱10個から20個程度と小さな家電や家具であれば載せられます。
地域によって費用は異なりますが、一般的な目安は次の通りです。
- スタート料金 … 11,560円~(日曜祝日は料金2割増)
- 作業時間 … 2時間以内(超えた場合30分毎に1,580円加算)
- 移動距離 … 30km圏内
- トラック台数 … 1台
- 作業人数 … 1人
このように近距離であれば12,000円程度で引越しが出来ます。
ただし作業スタッフは1人なので、自分も荷物の運搬などの作業をする必要があります。
自分で運ぶ
荷物がダンボール箱のみであれば、レンタカーを借りて自分で運ぶという方法もあります。
道路交通法の改正によって、普通免許で運転出来るのは軽トラックのみですが、それに載る荷物量であれば可能です。
軽トラックを借りた場合の料金は、6時間で5,000円~6,000円程度です。
そして30km圏内の移動であれば、ガソリン代や高速代は3000円~4,000円程度でしょう。
それに雑費が加わったとしても、概ね10,000円~12,000円程度が目安となります。
まとめ
このように家具や家電なしで単身引越しをする方法は4つあります。
どの方法であっても、基本的に20,000円以上掛かるような事はありませんが、荷物がダンボール箱だけで10個程度である場合は、宅急便を利用するのが最も安くなります。
ダンボール箱の数が20個程度の場合や、家具はなくてもテレビや電子レンジなど小さな家電があるような場合には、引越し業者の単身パックや赤帽がお勧めです。
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