「荷物を運ぶ=引越し業者」と考えがちですが、自力で引越しをすることだって可能です。友人が手助けしてくれるなら、1人で作業するよりも早い時間で引越しは終わるでしょう。
それでは、引越しにおいて業者は不要なのでしょうか?恐らく違いますよね。自力や友人との引越しは、今に始まったことではありません。どうして引越し業者が生き残っているかと言えば、申し込む人も多いからです。
以下では、ケースに応じて「どの引越し方法がお得なのか」を解説していきます。ご自身にとって1番お得な引越しは何かを見つけてみましょう。
自力での引越しが1番お得なケース
「移動距離が短い(15㎞以内)」「荷物が少ない」「単身世帯」の3点が揃うと、自力での引越しが最もお得です。レンタカー会社でトラックを借りれば、6時間・1万円ほどで運送手段が確保できます。
同じ条件で引越し業者を利用した場合、3万円から8万円は料金を請求されます。自分のペースで作業を行えますので、引越し当日に慌てることもないでしょう。好きな時間に荷物を運べることも自力での引越しの魅力と言えます。
ただし、「移動距離が短い」「荷物が少ない」「単身世帯」の1点でも欠けると、友人や引越し業者の方がお得になります。料金を節約できる方法ではありますが、お得なケースが限られていることを忘れないようにしてください。
友人との引越しが1番お得なケース
「移動距離が短い(50㎞以内)」「大型の荷物がない」「車保有者がいる」「3人未満」なら、友人との引越しを検討すべきです。
料金内訳は次のようになります。ガソリン代(1台500円から1500円)、食事代(1人1000円)、お礼金(1人1万円)。仮に荷物量が多く、トラックを1台借りることになっても、合計5万円前後です。同じ条件で引越し業者を利用した場合、4万円から10万円かかります。作業時間が長引いて飲食代を2回支払うことになったり、移動途中で余計な買い物をしても、引越し業者より料金は安くなるでしょう。
注意すべきは、友人との引越し作業という点です。会話が盛り上がると計画通りには進まなくなり、「友達」という関係から荷物は手荒に扱われがちです。家具や家電を壊されれば、人間関係さえも壊れてしまうかもしれません。また、手伝ってくれた友人に今後引越しのお願いをされれば、断れないという煩わしさも生じます。仲の良さを再確認した上で、友人との引越しは行うようにしましょう。
引越し業者との引越しが1番お得なケース
「自力」「友人」でご紹介したケース以外なら、引越し業者の利用が最もお得です。引越しのプロが手伝ってくれるため、トラブルが起こらなければ予定通りに作業は完了します。訪問見積もりなどを通じて事前に引越し料金が分かっていれば、「準備資金がどれくらい必要か」で悩むこともないでしょう。
最近では、運送屋が引越し業務を請け負ったりと、価格競争が激化しています。2月から4月の繁忙期を除くと、荷物量が少ない引越しでも業者を使った方が安い場合もあるため、1つでも不安要素を抱えているなら、引越し業者に任せてしまった方が良いのかもしれませんね。
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