引越しをする際には、業者に見積もりを取る事が必要です。
この見積もりというのは、最終的に引越しの満足度を左右する重要なものになります。
こちらでは失敗しない見積もりの取り方をお伝えいたします。
引越し見積もりの流れ
引越しの見積もりの取り方には大きく次の3つがあります。
- 訪問で見積もりを取る。
- 電話で見積もりを取る。
- インターネットで見積もりを取る。
失敗しない引越しにするためには、訪問見積もりを取るという方法を選ばれる事をお勧めいたします。
電話やインターネットで見積もりを取る場合、荷物を全て確実に把握する事は難しく、そのせいで引越し当日に荷物がトラックに入りきらないなどのトラブルも起こりやすくなります。
玄関から運び出せない荷物がないか、駐車スペースはあるかなど、実際に見てもらった方が、確実な見積もりを作成する事が可能であり、当日のトラブルが避けられます。
訪問見積もりが不要な人
単身パックなど、荷物の量が最初から決められている引越しであれば、訪問見積もりは不要です。
また荷物が少ない人は、引越し業者が指定する大きさに収まるという事が判断出来れば、訪問無しでも見積もりは作成出来ます。
その他、以前に引越しを依頼した事がある業者で、その時と荷物の量がほとんど変わっていないような場合も、訪問見積もりは必要ないかもしれません。
訪問見積もりの流れ
訪問見積もりの流れは次のようになっています。
- 引越し業者に問い合わせ。
- 担当者からの連絡。
- 訪問見積もりの日程決定。
- 担当者が訪問して見積もり作成。
- 見積もり完了。
それぞれについて説明します。
引越し業者に問い合わせ
気になる引越し業者に電話を掛けて、引越しの訪問見積もりを依頼したいと伝えます。
担当者からの連絡
基本的に電話はお客様センターにつながるので、改めて担当エリアの担当者から連絡が来ます。
訪問見積もりの日程決定
訪問して見積もりを作成してもらう日時を決めます。
担当者が訪問して見積もり作成
営業担当者が家に来て、荷物や周辺環境を確認し見積もりを作成します。
掛かる時間は短くて20分程度、長くても1時間以内です。
見積もり完了
内容に漏れがないか等を確認して、訪問見積もりは完了します。
営業担当者の印象も、大事なチェックポイントです。
見積もり作成の流れ
では具体的に見積もりを作成する流れについて順番にご説明します。
流れ1 挨拶
営業担当者との挨拶での第一印象も大事なポイントと言えます。
訪問見積もりを依頼すると、多くの場合粗品などを持参するので遠慮なく受け取りましょう。
流れ2 荷物の量のチェック
次に荷物の量を確認します。
全ての荷物の量を把握しないと、後からトラブルの元になるので、家の内外にある荷物を忘れずに確認してもらいましょう。
流れ3 引越しの内容を伝える
次のような希望する引越しの内容を伝えます。
- 引越しの希望日
- 作業開始の希望時間
- 梱包作業依頼の有無
- エアコン移設の有無
- 電気工事の有無
- 不用品処分の有無
- 自動車やバイクの陸運の有無
流れ4 引越し作業の説明
当日のスケジュールや作業内容、その引越し業者のメリットや補償などの説明があります。
流れ5 会社に料金確認
営業担当者が会社に連絡を取り、トラックの空き状況や今回の引越しに掛かる費用、オプションサービスの対応の可否などを確認します。
流れ6 見積書の作成
見積書を作成し内容を確認します。
上手な見積もりの取り方
では次に上手な引越し見積もりの取り方についてお伝えしたいと思います。
引越し予定日の1か月前から2週間前に
引越日が決定したら、出来るだけ早く見積もりを取る事をお勧めします。
そうする事で、希望の日時に引越しが出入る可能性も高くなります。
余裕を持って作業が出来るようにするためにも、遅くても引越し2週間前には見積もりを取るようにしましょう。
時間調整を上手くして効率よく見積もりを取る
いくつもの業者から見積もりを取る際は、出来るだけ同じ日の3時間程度に収めるようにしましょう。
その際、業者が被らないように時間をずらして約束する事が必要です。
訪問時の片付けは不要
引越し業者が訪問するとなると、部屋を片付けなくてはと思う方もいるようですが、基本的にその必要はありません。
業者も引越し前で忙しいという事は理解していますので、気にせずに依頼しましょう。
ネットでの一括見積もりは多数の電話が掛かって来る
インターネットを使って一括で見積もり依頼する方法はとても便莉ですが、依頼したそれぞれの業者から電話が掛かって来る事になるのは覚悟する必要はあります
引越し見積もりを取る条件
引越し見積もりは、次の3つの条件が確定すれば取る事が出来ます。
引越し先の住所
引越し先が決まらないと、正確な料金を出す事は出来ませんので見積もりは取れません。
引越し日
引越しをする日や曜日、また時間によっても料金が異なりますので、確定してから見積もりを依頼しましょう。
持って行く荷物と処分する荷物
大きな家具などは、持って行くものと処分するものを確定しないと、料金が定まりません。
引越しの見積もりに掛かる時間
訪問見積もりを依頼した際、どのくらいの時間営業担当者が家にいるのか事前に知りたいという方もいらっしゃると思います。
あるアンケートによれば、実際に見積もりに掛かった時間は次のようになっています。
- 10分未満 … 41.8%
- 10分~20分 … 49.6%
- 30分~40分 … 1.6%
- 40分~50分 … 1.2%
- 50分以上 … 1.3%
このように、90%以上が20分以内に訪問見積もりが終わっています。
長い時間が掛かっているケースでは、値引き交渉などで時間を要しているようです。
逆に10分未満という方は、値引き交渉などはせず複数社に見積もりを取って比較しようという方だと思われます。
このように、思ったより訪問見積もりに時間は掛かりませんので、気軽に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
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