他と比べて、極端に安い引越し業者があったとしても、普通はすぐにそこに依頼しようとは思わないと思います。
そんなに安いのには何か理由があるのでは?と、疑ってしまったりもするでしょう。
こちらでは、安い料金の業者のメリットとデメリット、それに失敗しないためのポイントについてお伝えいたします。
格安の引越し業者は本当にある?
結論から申し上げますと、格安の引越し業者は存在します。
企業努力で料金を低く抑えている業者や、自社の強みをいかしてその分野ではどこよりも安いというような業者があるのです。
引越し内容によっては、合う合わないという事はあると思いますが、条件さえ合えば格安で引越しが出来ます。
安い引越し業者のメリットとデメリット
格安で引越しを請け負う業者は、基本的に何らかの特記すべき条件などを持ち、それに当てはまれば安く引越しが出来るという事になります。
こちらでは激安で引越しをする業者の例をお話します。
100円引越しセンター
100円で引越しが出来るという業者です。
そのための条件は次の通りです。
- インターネット回線を同時に申し込みする事。
- 単身引越しの場合、50km以内で100円。25km超える事に5,000円加算。
- 家族での引越しの場合、30km以内で100円。25km超える事に5,000円加算。
こちらのメリットは、上記の条件をクリアしていれば、本当に100円で引越しが出来るという事です。
指定された距離を超えたとしても、極端に遠くへの引越しでない限りは安い料金で引越し可能です。
逆にデメリットと言えるのは、引越し先でインターネットを利用する予定のない人は使えないという事です。
7,500円 ケーエー引越しセンター
関東圏の引越しを請け負うケーエー引越センターは、7,500円で引越しが出来る業者です。
利用条件は次の通りです。
- 東京23区以内か、当社が認めた隣接する市への引越し。
- ダンボール箱は20箱以内で、自分で用意する。
- 旧居1階の玄関から、新居1階の玄関までの運搬。
こちらのメリットは、自分も引っ越し作業をするつもりの人であれば7,500円で引越しが出来るという事です。
業者に依頼しないで自分で引越しをする場合、レンタカーを借りたり、荷物の運搬を知り合いにお願いしたりする事が多いですが、それらが7,500円で済むと考えれば安いのではないでしょうか。
逆にデメリットは、関東圏内のサービスである事です。
また7,500円のこのプランは、1階の玄関まで荷物を運び、新居でも荷物を玄関からは自分で運ばなくてはいけないため、女性の方などは大変かと思います。
5,400円 赤帽いいとも急便
5,000円代で家財を運搬してくれます。必要に応じて設置作業も可能です。
こちらの条件は次の通りです。
- 軽トラックに入る大きさの荷物である事。
- 依頼者自身も協力する事。
- 短い移動で、時間指定がない事
メリットは、荷物が少なくて時間的にも余裕がある人であれば、5,400円で家財を運んでももらえるという事です。
自分で軽トラックを借りて運ぶよりは、重い荷物の運搬も手伝ってくれるのでお勧めです。
一方のデメリットは、首都圏近郊エリアのみの対応という事です。
また基本的に運搬作業であり、引越し作業という事になると13,500円~の料金設定になります。
安い引越し業者での失敗例
安い引越し業者には、必ず安い理由があります。
安い引越し業者を利用して失敗した方の例をご紹介します。
失敗例1 当日荷物が入りきらず追加料金が発生した
打ち合わせが不十分だったため、引越し当日に荷物がトラックに入りきらず、追加のトラックを依頼する事で、料金や時間が余計に掛かる事になってしまった。
失敗例2 大事な家具に傷か付いた
愛想のない作業員で、荷物を運ぶ作業なども雑で、大事な家具に傷が付いているのが後から発覚したが、何の補償もなかった。
失敗例3 不用品の破棄費用が含まれていなかった
打ち合わせで不用品について触れなかったが、引越し当日に思っていた以上の不用品が出てしまい、結局自分で処分する事になり、手間や費用が掛かった。
安い引越し業者で失敗しないポイント
安い引越し業者でも失敗しないための3つのポイントをご紹介します。
ポイント1 3社以上から見積もりを取って比較する
1社のみに見積もりを取って決めてしまうのは絶対にNGです。
いくら営業マンが感じよくてもそれはやめましょう。
少なくても3社から見積もりを取って、料金やサービス内容を比較しましょう。
ポイント2 オプションサービスなどは全て事前に確認する
荷物の種類や量はもちろん、不用品の有無やエアコンの取り付けや取り外しなどのオプションサービスを依頼するかどうかなどについても、必ず事前に打ち合わせしておきましょう。
いくら見積もりの時点で安くても、実際には別料金が加算されるというトラブルを防ぐためです。
ポイント3 全てトータルで比較する
料金やサービス内容、それに担当者の態度など、全てトータルで比較して引越し業者を決めましょう。
まとめ
安い引越し業者を利用して失敗しないためのポイントなど、おわかりいただけましたでしょうか。
最終的にどちらの業者にしようかと悩んだ時には、担当の営業スタッフの感じが良かった方に決めるのも良いと思います。
そしてその事を直接担当者に伝えると、担当者としてもやりがいを感じ、引越しを実際にする作業スタッフに、しっかりバトンを渡してもらえると思います。
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