むだなお金を使わずに梱包資材を集める方法
引越し業者選びやレンタカーの手配など、引越しの手段が確定したら次は早めに荷造りの準備に取りかかりましょう。その為に始めにやらなくてはいけないのは、段ボール箱やガムテープなど梱包資材を集めることになります。
引越し業者によっては、段ボール箱などの資材を一定の量は無料サービスしてくれるところもあり、それで足りれば自分で準備する必要はありません。
しかし、荷物の量が多くそれでは足りないような場合は、どこで入手するか考えなくてはいけません。
手間がかからないのは、引越し業者に追加で注文する方法ですが、もちろんそれにはお金がかかります。
スーパーマーケットや近くの商店などで無料でもらうことができれば、それが1番安上がりです。
さらに言えば、もともと業者の「無料サービス」も、実を言えば引越し代金の中に組み込まれているものなので、もしどこかで無料もしくは格安で段ボール箱を大量に入手できるのであれば、断ることで見積額が安くなる可能性もあります。
このように、梱包資材の用意は引越しに掛かる費用を抑えることができる要素が多いので、そのポイントをあげておきます。
段ボール箱は無料もしくは格安で手に入れましょう。
引越しに使うような段ボール箱の値段は概ね下記の通りです。
サイズ《小》《中》 ・・・ 200~300円
サイズ《大》 ・・・ 300~400円
一般的に荷造りに必要な段ボール箱は、《小》で1人20箱程度と言われていますので、4人家族であれば80~100箱ほど必要ということになります。計算すれば、16,000~20,000円はかかる事になり大きい出費です。そこで節約のため段ボール箱を無料、もしくは格安で入手するための方法を考えてみましょう。
1、近所のスーパーマーケットや商店からもらいましょう。
スーパーマーケットなどでは「ご自由にお持ちください」と、段ボール箱が置いてあるお店もありますので、まずはチェックしてみるとよいでしょう。その他でおすすめなのは薬局や八百屋さんです。洗剤やみかんが入っていたような段ボール箱は、引越しに適しています。どこでもらうにしても、できるだけ大きさは《小》《中》《大》それぞれでそろっていた方が使いやすいでしょう。
また、同じお店で毎回頼むとお金を要求されるような場合もあるので、なるべく早いうちから色々なお店で少しずつもらうとよいかもしれません。
尚、こうしてもらってくる段ボール箱の場合、汚れについてはよくチェックしましょう。
2、ホームセンターなどで安く買いしょう。
ホームセンターなどでは、新品であっても引越し業者で買うよりは多少安くなっており、その他にも中古の段ボール箱を取り扱っているお店もあるので、確認してみましょう。
3、引越し業者から中古の段ボール箱をもらいましょう。
引越し業者には、引越しを終えた利用者から引き取った使用済みの段ボール箱が大量にあるはずです。
他の人が使ったものはいやだと言う思いがないのであれば、それをもらう事でかなりの節約ができます。
1度引越しで使っただけであれば、それほど傷んだり汚れたりもしていませんし、大きさもそろっていて使いやすいでしょう。もし、衣料品や食器などは気になると言う人は、それらには新品を使うと言った方法もあります。いずれにしても、引越し業者には見積もりの際に交渉するのがよいでしょう。
無条件でくれる場合もありますし、例えば「新品の段ボール箱をこれだけ買ってくれれば」と言うような条件付きでくれる業者もあるかもしれません。まずは相談してみましょう。
古新聞を1か月分は用意しましょう。
引越し荷物の包装や緩衝に使用するものとしては、エアパッキンやクッションペーパーなどがありますが、どれも引越し業者に頼むとそれぞれ3,000~6,000円ほどのお金がかかりますし、他のお店で買ったとしてもそれなりの費用がかかります。
その代わりとして使えるのは、新聞紙です。丸めてクッションにしたり、割れ物を包んだり、引き出しを固定したりととても便利です。最低1か月分ほどはためておいて利用しましょう。
尚、段ボール箱と一緒で中古であれば引越し業者が無料でくれる場合もあります。食器など、新聞紙のインクで汚れるのがいやだと言った時などに使えますので、念のため見積もり時に聞いてみるのもよいでしょう。
その他の梱包資材もできるだけあるものを利用しましょう。
引越しの荷造りには次のように、段ボール箱や緩衝材の他にも必要なものがあります。これらもできるだけお金をかけないで準備するようにしたいものです。最近引越しを終えた友人などに余ったものがないか聞いてみるのもよいでしょう。
1、ガムテープ
引越し業者が無料サービスしてくれる場合が多いでしょう。足りない時は「使いかけでもいい」と言えば何巻かはくれる場合もあります。自分で準備する時は、紙製2~4巻、布製1~2巻ほど用意すれば十分です。段ボール箱をとめるのは安価な紙製を使い、後ではがすような箇所は布製を使うとよいでしょう。
2、ひも
ビニールひもが1巻あれば通常足りるでしょう。麻ひもや麻縄などが便利な時もあるので自分の荷物に必要か考えてみましょう。
3、ビニール袋
大中小それぞれのサイズを用意しておきましょう。
ゴミ捨てや荷造り、また小さい部品などが出た時に入れておいたりと、色々便利に使えます。
4、はさみ・カッター
ひもを切ったり、段ボール箱を開けたりと引越しには必需品です。人数分用意して、それぞれが持っていた方が便利です。
5、工具類
ペンチ、ドライバー、かなづち、くぎ抜きなど、必要であるものを用意しましょう。
6、軍手
梱包、開梱、荷物運び、どの作業にも軍手は必要です。特に荷物の持ち運びには、軍手の手のひら部分に滑り止めのゴムが付いたタイプの方がよいでしょう。段ボール箱は滑りやすく、運んでいる途中で落としてしまうと危険です。
7、ぼろ布等
古いタオルや衣類、毛布などを用意しましょう。特にレンタカーを使って自分で引越しをする場合には、家具をカバーするのに古毛布は必需品となります。古いタオルは緩衝材の他にも雑巾としても使用できます。
8、筆記用具
太いマジックペンやサインペン、ボールペンなどがあるとよいでしょう。段ボール箱には、はっきりと太いマジックペンで内容や通し番号、新居での置き場所を記入しておきましょう。
これらも人数分用意して、ポケットに入れるなどしておいた方が便利です。
9、荷札
引越し業者が用意してくれた段ボール箱の場合、箱の側面に箱の中身や通し番号、新居での置き場所などを書くスペースが用意されていることがほとんどです。
しかし、スーパーマーケットなどでもらった段ボール箱には、商品名などが印刷されていて、それらを書く余白はあまりありません。そこで、あらかじめ段ボール箱に貼れるような荷札を用意しましょう。
手書きやパソコンでフォーマットと作ったら、必要な数だけコピーして使いましょう。できれば片面だけでなく、上面と側面2~3か所に貼っておいた方がわかりやすいので、その分用意しましょう。
10、その他
輪ゴム、セロハンテープ、紙袋等、あると役立つ時もあるので準備しておくとよいでしょう。
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