時間を指定したのに、その時間に引越し業者がちっともこない。
こんなことはほとんどあり得ないことですが、しかしまったくありえないことでもありません。
実際に引越し業者の遅刻に遭遇したらどうすべきか、これからその対処法についてレクチャーしておきます。
午後便の時間指定はできない
もし依頼者が指定した時間帯が午後便であれば、一つの前提を知っておく必要があります。
それは、引越し依頼ではそもそも、午後便の時間指定はできないということです。
これが引っ越し業界の常識であり、それを前提に依頼することが通例となっています。
どういうことかというと、引越し業者はその日一日朝から晩まで引越しの依頼を受けているということです。
午前中に依頼を受けている引越しがもし長引けば、それは午後に影響することになり、そのせいで午後便が遅れるということがあるのです。
もちろん早く終わればそれだけ早く午後便に駆けつけることもできますが、いずれにしても、こうしたタイムラグは避けられないものなのです。
- 午前の最初の時間に指定しておけば遅れることはありませんが、午後便の場合は、いろいろなトラブルのために遅れることがあるのは仕方ないという面もあります。
- ただし、契約内容に時間厳守のことまで明記していなければ、遅れたことによって料金が値下げされるということはあまり期待できません。
担当者に連絡を
そうではあっても、あまりにも遅すぎるということもあるかもしれません。
すでに指定した時間から1時間以上も経過しているという場合には、こちらも不安になってくるものです。
そのようなときは、依頼した引越し業者に連絡を入れてください。
連絡先は会社の受付でも構いませんが、できれば今回の引越しの担当者に電話をしてください。
契約のことも時間指定のことも、受付より担当者のほうが詳しく、話がスムーズにいきやすいからです。
一方、業者の側からお詫びの気持ちとして値下げを打診してくる場合は、その時は謹んでお受けいたしましょう。
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