引越し中の荷物紛失のトラブルって本当にあるの?


プロの業者に任せた引越しで、荷物が紛失することなんてありえないと思うかもしれませんが、実際にそうした事例は報告されています。
自分がそんな目に遭わないとも限りませんので、実際に引越しで荷物が紛失した場合の対処法について考えておきましょう。

紛失トラブルの難しさ

引越しにおける荷物の紛失トラブルでよくある事例は、ネックレスなどの貴重品が紛失したというケースです。
このように貴重品が紛失した場合は、とても厄介であるといわなければなりません。
なぜなら、時価額以上の賠償額を請求しなければならないからです。
その貴重品が親の形見であればよりいっそう貴重なものとなりますが、それが業者の責任で紛失したとなれば、精神的ダメージも付加した金額を請求しないわけにはいきません。
でも、それほど貴重品だったことを認めさせるのは決して簡単ではありません。
時価以上の貴重さがあったことは、あくまでも被害者のさじ加減一つだからです。
そのあたりを上手く交渉することができなければ、納得のいく金額を請求することはできなくなります。
ここに一つ、引越し時の紛失トラブルの難しさがあります。

補償が適用されないことも

業者に引越しを依頼するとき、一つ覚えておきたいことは、荷物の紛失に関しては補償が適用されないことが多いということです。

荷物の破損については補償されることがほとんどですが、紛失については補償されないという認識を持っておくべきです。

これはどうしてかというと、荷物の紛失は、そもそもそれを証明することが難しいからです。
もともとそんな荷物が存在しなくても、「なくなった」と言うだけで紛失にされてしまえば、事業者としてもリスクが大きくなるからです。
その補償を許してしまえば、そこに漬け込んだ詐欺が増える可能性もあるので、紛失を補償の対象にするわけにいかない事情があるのです。

したがって依頼者の側としても、最初から補償をアテにすることなく、貴重品など無くしたら困るものについては、面倒でも自分で運ぶようにしたほうがいいでしょう。


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