引越し見積もりの予備知識


引越しを予定されている方は、まず引越し料金の見積もりを取る必要があります。
見積もりの取り方には大きく次の3つの方法があります。

  • 訪問見積もり
  • 電話見積もり
  • ネット見積もり

こちらでは、これらそれぞれのメリットやデメリットを含め詳しくお伝えいたします。

訪問見積もりのメリット

訪問見積もりは引越し業者の営業担当者が家を訪問し、実際の荷物を見ながら見積もりをする方法です。
もちろん無料であり、依頼しなかった場合でも料金を請求される事はありません。
訪問見積もりのメリットと言えるのは、次の3点です。

  1. 断然楽である。
  2. 結果的に早い。
  3. 最安値を出せる。

それぞれについて詳しく説明します。

断然楽である

見積もりをお願いする電話では、名前と現在の住所、そして電話番号を伝えるだけです。
あとは訪問見積もりをしてもらう日程を決めれば電話は終わりです。
さらに、見積もりに来てもらった時に業者が作る見積書は、そのまま荷物のリスト表になります。
荷物の量や内容をプロが確認してくれているので、引越し前に荷物を確認する際にも役に立ちます。

結果的に早い

引越し業者の営業担当者が訪問し、家具や荷物のチェックをして見積もりを取るのに掛かる時間は、だいたい20分程度です。
3社の見積もりを取るのに、時間をずらして約束するとしても、3時間程あれば十分です。

最安値を出せる

電話やネットのみで見積もりを取る場合、実際に荷物を見るのが引越し当日となってしまいます。
その時、万が一にでもトラックに荷物が積み切らないというトラブルにならないためにも、少し大きめのトラックを用意する事が多くなります。
しかし、訪問見積もりであれば、実際に荷物を確認してこの大きさのトラックが妥当であると判断出来るので、料金は安くなります。

訪問見積もりのデメリット

一方、訪問見積もりのデメリットには次の3点があります。

  1. 知らない人が自宅に入る
  2. 営業担当者がなかなか帰らない事がある。
  3. 後から断りの連絡を入れる必要がある。

それぞれについて詳しく説明します。

知らない人が自宅に入る

引越し業者の営業担当は男性の事がほとんどです。
1人暮らしの女性や、平日の昼間に主婦が対応するような場合、知らない男性が家に入る事に抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
また、訪問前に部屋を片付けなくてはいけないと思う方もいるでしょう。

営業担当者がなかなか帰らない事がある

営業担当者は当然、契約を取りたいと思って訪問します。
中には契約してもらいたいがために、なかなか帰らない営業担当者がいて、断る事が苦手な人にとっては、対応が難しいかもしれません。

後から断りの連絡を入れる必要がある

何社かの営業担当者が訪問した場合、そのうち1社に決めて他の営業担当者には断りの連絡を入れる必要があります。
感じが良かった担当者に断りの電話をするのは、とても心苦しいと感じる方もいるかもしれません。

電話見積もりのメリット

電話見積もりは、電話で荷物の量を確認して見積もりを出してくれる方法です。
電話見積もりのメリットには次の2点があります。

  1. 引越しの当日まで家の中を見られる事がない。
  2. 部屋が片付いていなくても見積もりを取れる。

それぞれについて詳しく説明します。

引越しの当日まで家の中を見られる事がない

訪問見積もりの場合、引越し業者の営業担当者が家の中を隅々まで見て回る事になります。
営業担当者は男性の事がほとんどなので、女性1人で対応する事に抵抗があるという方もいるでしょう。
その点、電話であれば、引越しの当日まで家に来られる事がないので安心です。

部屋が片付いていなくても見積もりを取れる

散らかっている家の中を見られるのは恥ずかしいという方もいると思います。
電話見積もりなら、引越し当日までに荷造りをしながら片付ければ良いのです。

電話見積もりのデメリット

一方、電話見積もりのデメリットは次の3点です。

  1. 時間がそれなりに掛かる。
  2. 荷物の量が限られる可能性がある。
  3. 引越し料金が高めになる可能性がある。

それぞれについて詳しく説明します。

時間がそれなりに掛かる

電話での見積もりの最も大きなデメリットは、時間がそれなりの掛かるという事です。
何故なら、次のような内容を全て電話で伝える必要があるからです。

  • 氏名
  • 電話番号
  • 現住所
  • 現在の家の周辺道路の状況
  • 引越し先の住所
  • 引越し先の家の周辺道路の状況
  • 引越し希望日
  • 荷物の量
  • 家具家電のおよその寸法

荷物の量が限られる可能性がある

電話での見積もりは、基本的に1人暮らしか単身での引越しに限られます。
家族での引越し等、荷物が多い場合にはトラブルを避けるため電話での見積もりは受けていない業者がほとんどです。

引越し料金が高めになる可能性がある

引越しの料金を大きく左右するものに、使用するトラックの大きさがあります。
電話見積もりの場合、当日荷物が載り切らないというトラブルを避けるため、基本的に大きめのトラックが用意されます。
そのため、料金が高くなる事があります。

ネット見積もりのメリット

ネット見積もりはインターネットで住所や引越し先、また引越し予定日や荷物の量などを入力し、見積もりを出してもらう方法です。
ネット見積もりのメリットには、次の3つが挙げられます。

  1. 手間が省ける。
  2. 簡単に見積もりを比較出来る。
  3. だいたいの相場がわかる。

それぞれについて詳しく説明します。

手間が省ける

訪問見積もりの場合には、家に来てもらって対応する時間を作る必要がありますが、ネット見積もりなら自分の空いた時間にどこからでも依頼が可能です。

簡単に見積もりを比較出来る

引越しの見積もりをいくつか取って比較したい場合、訪問見積もりや電話見積もりだとそれなりに時間や手間が掛かります。
しかしネット見積もりであれば、一度に複数の業者に見積もりを依頼する事が出来るので、簡単に比較が可能です。

だいたいの相場がわかる

同時に複数社の見積もりを取れる事で、だいたいの相場も把握出来ます。

ネット見積もりのデメリット

一方デメリットには次の3点があります。

  1. 荷物の申告漏れが起こりやすい。
  2. 料金が確定ではない。
  3. 訪問見積もり安くなりにくい。

それぞれについて詳しく説明します。

荷物の申告漏れが起こりやすい

ネット見積もりで多いトラブルが荷物の申告漏れです。
家の中の荷物の他、家の外にある自転車や物置の中の荷物などが忘れられる事が多いようです。
荷物の申告漏れが引越し当日に発覚する事になると、トラックに積み切らなくなる可能性や追加料金が発生する恐れがあります。

料金が確定ではない

ほとんどの場合、ネットで見積もりを出した後に訪問見積もりも行う事になります。
ネットでの見積もり料金は参考程度のものと考えておいた方がよいでしょう。

訪問見積もり安くなりにくい

ネットのみで見積もりをと取る場合、価格交渉が出来ないので訪問で見積もりを取るよりも料金が安くなりにくいというデメリットもあります。

まとめ

引越し見積もりには、このように色々な方法があります。
例えば次のように自分が何を優先するかによって、選ぶ方法も変わって来るでしょう。

  • 最安値を優先したい … 訪問見積もり
  • 面倒でない方法 … 訪問見積もり
  • 相場を知りたい … ネット見積もり
  • 家の中を引越し当日まで見られたくない … 電話見積もり

まずは自分が優先させたいのは何かを決める事から始めて下さい。


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