信頼出来る引越し業者の選び方


引越しの際「信頼出来る業者」また「信頼出来ない業者」とは、それぞれ具体的にどのような業者の事を言っているのでしょうか。
引越しが終わった時、利用者が満足したと思えれば、信頼出来る引越し業者だったという事になるのではないかと思われます。
こちらでは、満足する引越しにするための情報をお伝えいたします。

目的別で引越し業者を選ぶ

まずは自分がどのような引越しを望んでいるのかを考えてみましょう。
何を優先したいのかで、選ぶ引越し業者も変わって来ます。

料金の安さを優先して選ぶ

複数の業者から見積もりを出してもらい、その中で料金の安い業者数社と再度交渉をします。
そうする事によって、料金が更に安くなります。
ただしあまり過度な値引き交渉は、印象を悪くしてサービスに響いてしまう可能性もあります。
あくまでも常識的な範囲内の交渉をお勧めします。
基本的に自分で出来る事は自分でやる事が、料金を抑える事につながります。

安心出来る引越し業者を選ぶ

新築の家に引越しをする、また大事な家具や荷物があって傷を付けられたくない等、とにかく安心して引越しをしたいという場合には、保険やサービスが充実している大手の引越し業者がお勧めです。

全部まとめてお願い出来る引越し業者を選ぶ

  • 引越しの前日まで仕事が忙しくて引越し準備が出来ない。
  • 小さい子どもがいて、引越し準備がはかどらない。
  • 引越しの後の荷解きを早く終わらせたい。

このような方は、荷造りから荷解きまでをお任せ出来るプランのある引越し業者がお勧めです。
当日に荷解きまでを終わらせてくれるので、すぐに普通の生活を始める事も出来ます。

選らんではいけない引越し業者

引越しで失敗をしたくないのであれば、決して選んではいけない引越し業者がいます。
そのポイントを3つご紹介します。

ポイント1 訪問見積もりに来ない引越し業者

引越し業者が実際に家に訪問し、荷物の種類や量を見て料金がいくらになるのかを見積もるのが訪問見積もりで、基本的に普通の引越し業者は行います。
それをしないで当日を迎えてしまうと、様々なトラブルや追加料金などが発生する可能性が高くなるのです。

ポイント2 契約を急ぎ過ぎる引越し業者

概算の見積もりを出して来て、その後すぐに訪問見積もりや契約を急がせる引越し業者は、基本的に利用者の事よりも自分たちの利益の事を考えている業者です。
強引に押し切られ契約して後から後悔しないためにも、もう少し他社の内容とも比較してから決めたいと、しっかり伝えるようにしましょう。

ポイント3 サービス品を渡そうとする引越し業者

引越し業者のホームページ等に「見積もりした方に○○をプレゼント」などと明記されている場合には問題ありませんが、そうでないのにサービス品を渡して、それを使った事を根拠としてキャンセルした時にキャンセル料を取ろうとする業者がいますので、注意が必要です。

引越し業者を選ぶ際のポイント

次に引越し業者を選ぶ際のポイントを3つご紹介したいと思います。

ポイント1 安さだけで選ばない

どんな事でも言える事ですが、安いのにはそれなりの理由があります。
企業努力の結果というケースもありますが、料金が安い引越し業者の場合次のような事も考えられます。

  • 荷物の梱包が雑である。
  • 緩衝材が薄い。
  • 作業員の対応が悪い。

引越しで不快な思いをしないためには、安さだけでなくサービスの内容やスタッフの質などもしっかり確認して選ぶ事が大切です。

ポイント2 一括見積サイトに登録している引越し業者は優良業者

引越し料金の一括見積サイトに登録するためには、業者は審査に通る必要があります。
それぞれの見積サイトによって、その基準は異なると思いますが、最低でも国土交通省の許可がない業者は登録出来ません。
一括見積もりサイトを通して業者を探す事で、違法な引越し業者を利用してしまうリスクがなくなります。

ポイント3 口コミなどを確認する

荷物などが破損した時の保険はどこの引越し業者でもありますが、その内容には違いがあるようです。
保険には「外部故障」と「内部故障」があり、内部故障は保険の適用になりません。

  • 外部故障 … 目に見える傷(タンスに大きな傷が付いた等)
  • 内部故障 … 目に見えない故障(パソコンを落とし電源が入らなくなった等)

ですから、口コミなどでそこの引越し業者の作業員の質について確認してみる事をお勧めします。
荷物の梱包や、持ち運びなどの作業が丁寧であったか等、書き込みされているものがあると思います。ただし、口コミが全て信用出来るというわけではありません。

引越し料金の内訳

引越しの見積もりや契約書に書かれている料金の内訳は、基本的に次のようになります。

  1. 基礎運賃・基礎作業料金
  2. 実費
  3. オプションサービス

それぞれについて詳しくご説明します。

基礎運賃・基礎作業料金

「時間制」と「距離制」の料金があり、引越しの内容によって引越し業者が有利な方を選んでよい事になっています。
時間制の場合、「4時間」または「8時間」の基礎時間があります。
移動時間を含めた作業時間が、基礎時間から1時間超過するごとに追加料金が加算される仕組みです。

距離制は100kmの基礎距離があり、これを超えると1kmあたり追加料金が加算されます。
時間制にするか距離制にするかの選択権は、引越し業者が持っています。

実費

実費とは次のような、実際に引越し時に発生するものの費用です。

  • 引越し作業員の人件費
  • ダンボール箱などの資材費
  • 有料道路等の交通費

プションサービス費用

オプションサービスには次のようなものがあります。

  • エアコンの取り外し・取り付け
  • ピアノの運搬
  • 不用品の処分
  • ハウスクリーニング

「基礎運賃・基礎作業料金」「実費」「オプションサービス費」、これら3つの費用を計算し、引越し料金が決まります。

営業見積もりとダンボール箱の関係

引越し業者の営業マンが、見積もりの際にダンボール箱を置いて帰る事があります。
これは営業マンのテクニックのひとつで、ダンボール箱を置いて行かれると、もうそこで頼むしかないと、利用者に思わせる事が狙いです。
本当にその業者が良いと思ったのであれば問題ありませんが、そうでない場合には正式な契約をするまでダンボール箱は受け取らない方が賢明と言えるでしょう。

また、引越しをキャンセルさせないために、手付金を要求する営業マンがいるようですが、これは禁じられている行為です。
そのような営業マンがいた場合には、毅然とした態度で断りましょう。

引越し業者も利用者を選んでいる

引越し業者のスタッフは、大きく「営業マン」と「作業員」に分けられます。
営業マンがしっかりとお客に対応していても、実際の引越し当日に作業員との間でトラブルが起こる事も考えられます。
そうなると大変なのは作業員です。

例えば、梱包は自分たちでやると言っていたのに、当日行ったらまだ終わっていなかったというようなケースでは、次の引越しにも影響する事になり、作業員にとってはとても迷惑な話です。
これは作業員からしてみると、営業マンの失態とみなすます。
そのような事にならないように、営業マンとしても見積もりの際にお客様をしっかり見極めて選んでいます。

段取りが上手ければ料金が安くなる

お客さまと会社をつなぐ営業マンは、出来るだけトラブルが起きないように、見積もりの際にお客様の段取りの良し悪しを見極めています。
そしてこのお客様は段取りが良いと思えば、多少安い料金でも契約を取りたいので、結果提示される引越し料金は安くなるのです。

段取り良いと思われるには

段取りが良いと思われるため、まず大事なのは引越しの希望日をはっきり決めて見積もりの依頼をする事です。
引越しは日程や曜日によって料金が異なります。
ですから、希望日がはっきりしていないと、見積もり料金もはっきり出せないのです。
あいまいな日付では見積もりを出せませんし、こちらから提示した日程は都合が悪いというようなケースもよくある事です。

見積もりの際の段取りの良さや、感じの良さで営業マンのとしても、作業員にバトンを渡す時の対応も異なる事もあります。
この事を理解して営業マンに接すれば、お互い気持ちの良い引越しが出来るのではないでしょうか。


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