引越し業者の補償にはどのようなものがありますか?


引越しで発生するトラブルの中で、最も多いのが荷物が壊れたり傷が付いたりするケースです。
そのようなトラブルが起きてしまった時の補償は、どうなるのでしょうか。

実は「標準引越運送約款第9条」では、引越し側に責任がある場合には会社側が賠償責任を負うと決められています。
ですからそのような事態に備え、「運送業者貨物賠償責任保険」にほとんどの引越し業者が加入しています。
この保険は、家具やその他の荷物の時価額(300万円~1,000万円程度)を補償するものです。
ただし、補償内容は保険会社によっても異なるため、見積もりを取る段階で必ず補償の確認もしておくようにして下さい。

尚、次のような物やケースでは、補償されない可能性もあります。

  • 貴重品
  • 高価なもの
  • 荷物の梱包不良
  • 交通事故
  • 火災
  • 天災

引越し業者として、荷物が傷ついたり壊れたりしないように、専用の梱包材を使って気を付けています。
それでも傷ついたり壊れたりしていた場合には、次のような対応が必要です。

  1. 破損の有無は引越し当日にできるだけ確認する。
  2. 現場の責任者に破損を確認してもらい、名前も聞いておく。
  3. 具体的な補償内容の交渉は、後日責任者と行う。
  4. もしあとから判明した場合は、できるだけ早く業者に連絡する。

あくまでも補償されるのは、引越し業者側に過失があった場合のみになります。
そのために、依頼主自身が掛ける「引越荷物運送保険」というものもあります。
心配な方は、引越し前に業者に相談してみましょう。


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