引越しをする理由も人それぞれですが、要介護者のいる家庭は介護に関する手続きなど不安な事も多いかもしれません。
要介護者のいる家族が引越しをする場合の必要な手続きを紹介します。
要介護者の定義を知っておこう
要介護者というのは介護認定を受け、介護が必要であると認定された人のことです。
介護認定を受ける事で、その人の状態に合った必要な介護を受ける事ができます。
介護認定にも段階がありますので、体の衰えがあっても自分で身の回りの事が出来る場合は、要介護ではなく要支援となります。
- 要支援には1から2、要介護には1から5までの段階がありますが、数字が大きいほど助けやサポートが必要になるという意味です。
- 一度介護認定を受けていれば、新しい場所に引越した後も再度審査や調査を受ける事なく、サービスの継続ができます。
要介護者認定を受ける場合は、審査会による審査調査が行われますが、要介護者となった場合は、認定を受けてから6ヶ月間の有効期間が与えられます。
期限が過ぎても更新をすれば、12ヶ月間有効期間が延長されます。
引越し後の介護手続きについて
介護認定の調査は市区町村の担当者が行いますが、市区町村の管轄が変わった場合はどうしたらいいのでしょうか?
この場合は介護認定の引き継ぎ可能ですから、引っ越したからといって介護サービスが受けられなくなる事はありませんが、手続きが必要です。
引越す前に今までの管轄役場から、要介護者認定を証明する受給資格証明書を発行してもらいます。
受給資格証明書を新しい管轄役場に持って行けば、今までと同じその人に合った介護サービスを受けられます。
手続きは引っ越してから14日以内に済ませておきましょう。
このためには受給資格証明書が欠かせませんので、手続きは早めに忘れないうちにしておくと安心です。
わからない事があった場合はデイザービスの人に聞けば教えてもらえますし、役場でも手続きの仕方を教えてくれますので、遠慮なく質問してください。
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